LOVE FIRST コーチング! Chigusaのブログ

アメリカで51歳から始めた大人バレエ、留学、大学講師、日本語教師、国際結婚、恋愛についてなども。

タグ:東京都美術館


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東京都美術館で開催中の、フェルメールと17世紀オランダ絵画展に行ってきました。





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上野駅周辺は、桜のほとんどが蕾でした。風も冷たくて、寒かったです。



でも、そこいら中にフラワーアレンジメントがあり、道々がとても明るい雰囲気でした。





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今回の展覧会で楽しみだったのは、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」。




修復され、壁に閉じ込められていた秘密に、胸がときめいた。







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今まで隠されていた、エンジェルの存在。








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「窓辺で手紙を読む女」の前に立って思ったのは:
 

女性が読んでいる手紙は、きっと、彼女の恋人から。 彼は戦場にいるのかもしれない、と思うのは、壁のエンジェルが、天使にしては珍しく、木の杖をついているから。




戦場にいる恋人からのラブレターには、戦争が終わったこと、もうすぐ故郷に帰れるから待っていてほしいこと、などが書かれているはず。




彼女は疲れ切っているし、今まで感情を殺して生きてきたから、すぐには笑顔になれないけれど。暖かな光が差し込む部屋には「天使」がいて、彼女を支えている。






しばらくの間、展示室のソファに座って、いろいろ考えてみました。展覧会では、修復前のイメージ絵も展示されているから、比べながら鑑賞できるの。




天使の存在は、この作品の希望の光なのに。なぜ、それを塗り潰したのか。フェルメール以外の誰かが、やったことらしいけれど。







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それにしても、フェルメールが描く女性は、とても素敵です。ドレスも、ポワッと袖が膨らんでいて、可愛らしいし。白いブラウスの襟も、清潔感があり、若々しいです。




「窓辺で手紙を読む女」の女性の手が好きです。手紙をギュッと握っている手から、彼女の強さと、情熱が伝わってくるから。







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お土産は、ポストカード2枚と、ノート。



ヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」は、一目で大好きになりました。花瓶の下の方にいる、でんでん虫と、トンボが魅力的です。チェリーもゼリーみたいで、可愛い。バックが黒だから、刺繍のようにも見えます。







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「不思議の国のアリス」面白そう。










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「感性を高めたいなら、芸術に触れなさい」と、美輪明宏が言っていた。それを聞いたのは、20代で、もう何もかもが手遅れだと感じていた頃。今更、感性なんて、高まんないよ、という気持ちだった。


あの頃の私は、もう自分は出来上がっていて、あとは失っていくだけだと、思っていた。村上春樹の小説の、主人公のように。


芸術に意識を向けるようになったのは、フランス人の友達の影響。彼はビジネスマンだったけれど、芸術的に生きていた。香水のつけ方やテーブルセティング、バラの飾り方とか、ひとつひとつの所作がチャーミングで美しく、私はすぐに憧れた。


こういうのって、盗めない。ちゃんと自分のフィルターを通さなきゃ、自分のものに出来ない。だから一生かけて、コツコツやっていく事に決めた。今、中年を超えて、少しは掴めているといいな、と思う。


コートールド展では、マネの ”フォリー・ベルジェールのバー” と、エドガー・ドガの ”舞台上の二人の踊り子” が心に残った。その時代の女性たちも、私たちも、変わらない。私たちに出来る、精一杯のことで、生きていく。

 

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お土産に、ノートと、バラのペンを購入。嬉しい。





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