昨日の夜、ローリとWhatsAppで話した。Thanksgiving にメールをもらったので、こちらから電話をした。約1年ぶりの彼女の声は、全然変わっていなくて、こんなに離れているのが、嘘みたいだった。
彼女は相変わらず、声が大きくて、早口で、一方的に喋りまくる。
ローリは、不動産ブローカー。私の一つ上の、54歳。ユダヤ系のアメリカ人です。
私とは、ステイーブの従兄弟を通じて、知り合った。外出の時は、たいてい彼女が、家に迎えに来てくれた。愛車、サンダーバードで。
ローリは、広告業界に勤めるご主人と、子供たちが3人。去年からは、孫もいる。あとは、チワワが2匹。
私が彼女を思い出す時は、まずは、そのチワワの話から。そのエピソードで、ローリの何たるかを、思い出すことが出来るから。
それは、私がアメリカを離れる、半年程前の話。ローリのベイビーチワワが、死んでしまったの。お隣の大型犬に、フェンス越しに噛み付かれて。まだ彼女の家に来て、2週間目の、ふわふわチワワだったのに。
それで、いろんな葛藤があったのは想像ができます。私は、初めてローリの涙を見たし、私たちの会話も、そこに集中していた。
その3日目の朝、ローリに電話をしたれけど、出なくて。彼女からのコール・バックは、その週末だった。
「さっき、旦那とフロリダから、帰ってきたの」と、彼女は言った。元気そうな声だった。何をしに、フロリダへ行ったのかといえば、新しいベイビーチワワを引き取るためだった。
ガビーが死んで、その2日目の朝に、新しいパピーを迎えにペンシルバニアから、フロリダへ飛んだという事?
「心の穴は、埋めなきゃね」と、ローリは言った。それで、幸せになる。快適に、暮らす。
そこを見ただけで、私は、自分に足りていないユダヤの教えを、垣間見た気分になった。
**Photo by James Devaney/GC Images, published by Deemas Fashion
ジェニファー・ロペスに、そっくりなローリ。彼女のチワワも、こんな感じです。
それで、昨晩の電話で知ったのは、ローリのチワワが、4匹に増えていたこと。
「この1年間は、不動産の個人事務所を立ち上げたり、ビーチハウスの売却をしたり、ストレスが多かったの!でも、パピー達が、私を癒してくれたわ!」
ローリのビーチハウスは、ニュージャージにあって、カジノ目当てのプロギャンブラーに貸していたのだけれど、問題が多くて、彼女はいつも困っていた。それで、禁煙にも、失敗していたし。
「Chigusaも、チワワを飼ったらいいわ!頭を切り替えて!幸せになるの!」
ローリは、忙しく、力強く生きている。大声で不満を訴え、満足するまで、手を緩めない。ユダヤ人の友達は、2度と弱者にならないように生きている。そういう風に育てられ、次の世代を育ててる。
私には、ユダヤ系のアメリカ人と接する時間が大切。その哲学は、もともと私の血筋にないものだから、取り入れるのは、大変だけど。
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