**photo by: BALLET NEWS
電車のスケジュールを調べなかったのは、私のミス。
駅のホームで、30分遅れの表示を確認して、気が焦った。
携帯で調べてみると。 しばらくの間、日曜日は線路工事をするらしい:
アンブラーからだと。グレンサイド駅でシャトルバスに乗り換えて、フェーンロック駅まで行き、そこからまた電車に乗り継ぐ必要があるんだって。 これだと、センターシテイーまで行くのに、1時間半もかかる。
やっとの思いで、フィラデルフィアに着いたけれど、イライラは消えない。 街を小走りで行きながら、もうレッスンには間に合わないと、わかっていた。
でも、折角ここまで来たのだから、コンテンポラリーに挑戦してみようと思った。ジェシカに誘われていたし。 やってみたら、案外気にいるかも知れない。
学校の入り口で、レッスンを終えたクラスメイトたちに会った。
私が遅れた理由を話すと、皆んなが同情して、次々にハグしてくれた。
「今日は、ジェシカがお休みで、サブステチュートだったのよ」と、ジャナキーが言ったので、私は少し明るい気分になり、彼女たちを見送った。
**Kiselev Andrey Valerevich
受付で、若い女性に、スタジオEで待つように指示されたので、行ってみると、真っ暗だった。
センサーで明かりが点くはずが、私1人だと、うまく作動しない。仕方なく廊下で待っていると、さっきの女性が大股で歩いてきた。
「ジェシカは、来られないかもしれない。会議が長引いているのよ。だから、あと10分ぐらい待って、来なかったら帰って。じゃね」と、彼女は早口で言うと、プリプリしながら、行ってしまった。
なんだか、ついていない日。
もうジェシカは来ない気がしたけれど、とりあえず10分間、待った。
でも、やっぱり誰も来なくて、私は服に着替えて、サラサラのレオタードをバッグに仕舞った。
これからまた、電車とシャトルバスを乗り継いで家に帰るのかと思うと、少しうんざりした。
ブログランキングに参加しています。クリックを、よろしくお願いします。
人気ブログランキング
コメント