ミレイが描いた「オフィーリア」がモチーフの Death Card。

イラストレーター、Luiji Costa （ルイジ・コスタ）がデザインしたPre-Raphaelite Tarot はヨーロッパ画をモチーフに使った、美しいカードです。

私は、このロマンチックで切ないDeath Cardが気に入って、Pre-Raphaeliteタロットを買いました。

シェークスピアの悲劇「ハムレット」に登場するヒロインの最後のシーン。全てを神に委ね、水面に浮かんでいるオフィーリア。

絵の中の彼女は、まだ歌を口ずさんでいるけれど。もうすぐ彼女のドレスは、水を含んで重くなり、湖の底へオフィーリアを沈める。

愛するハムレットに残酷な仕打ちを受け、父親まで殺された。

オフィーリアが湖に逃れて来た時、傍目には、幸せそうに見えたかもしれない。彼女は、鼻歌を歌いながら、野花で首飾りを作ったりして。楽しそうに見えたから。

「もう戦わなくていいよ」と、死神が現れた。

湖に落ちた彼女は、手の平を上に向けて、自分自身を天に捧げた。花々が、彼女を囲む。オフィーリアの感情（花言葉）が、溢れてくる。

**ゴージャスなTarot of Mystical Moments の Death Card

Death Cardは、生まれ変わりを知らせるカード。クリスチャンが神聖な水に身を沈め、新しい自分になる、再生の儀式のような。

死神は、その儀式を、すっぱりと、容赦なくやってくれる。

**こちらは、Oracle of Mystical Moments.  Death Cardに似た意味を持つ。

Death Cardを「手放し」と読むならば。

もう一つ、私が物事を、苦痛なく手放せるのは「確信」を得た時だと思う。確信を持てた時、私の執着心は消えていく。ただ、心のどこかの部分が、きちんと正しい方向を定めているのです。

でも、そこへ辿り着くまでが大変です。毎日毎日、考え、妄想し、独り言を言ったりもする。

Death Card/死神を引いたなら、変化が訪れる。良い方向へ向かう。戦いが終わり、平和を取り戻す。




痛みや、恐怖から、救ってくれるのが、Death Card/死神なのです。


でも、引きたくないんだよね。

タグ ：

#DeathCard

#死神

#タロット

昨日、バレエレッスンから帰ってきたら、Steveからメールが来ていました。

彼のルームメイトが、Covid-19陽性になったという知らせでした。濃厚接触者のSteveも、感染した可能性が高いとの事で、とても心配しました。

Steveは２回のワクチン接種をしています。他の入居者たちも、接種済みのはずなのに。

施設では、ほぼ毎日PCR検査をしているので、早期発見は可能だと思います。

日本にいる私に、出来ることなど何もなくて。電話で様子を聞くことしかできません。

今の所、Steveは陰性だと言っています。今日、部屋を『Covid free zone』に移動したというので、少し安心です。

施設のスタッフは、本当によくやってくれています。

感謝の気持ちでいっぱいです。

アメリカCDCによると、海外からの渡航者は、基本的にアメリカ製のワクチン２回接種完了していれば、入国は可能ですが。アメリカ到着後３〜５日以内にPCR検査を受ける必要があります。ここで陽性になると、約10日間の隔離になるそうです。

諸事情を考えると、年内中にアメリカに行くのは無理そうです。

早くアメリカの日常の風景に戻りたいな、と思っています。

いつもの通りを歩いて、すれ違う人と笑顔で挨拶を交わして、馴染みのカフェに行くだけ。それだけで、幸せだな、と思います。

タグ ：

#アメリカCOVID-19