LOVE FIRST コーチング! Chigusaのブログ

アメリカで51歳から始めた大人バレエ、留学、大学講師、日本語教師、国際結婚、恋愛についてなども。

2021年01月

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アマゾンで買った、


Tarot of Mystical Momentsと、Oracle of Mystical Momentsが届きました。




どちらも、同じドイツ人アーティスト、Catrin Welz-Steinの作品です。







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タロットカードの方は、ツルツル、紙質がいいです。サイドがシルバー加工だから、まとめるとゴージャス。素敵なハードボックスに入っています。




オラクルの方も、同じく上質です。タロットより、少し小さめ。こちらはマット加工で、シャッフルがし易い。





私はCatrinのタロットに、一目惚れだったの。



一枚一枚、見れば見るほど、インスピレーションが湧いてくる。






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小さなガイドブックも可愛い。英語版です。




これなら、私にもタロットが読めるかも。と、思わせてくれた。









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例えば、大アルカナ0番:Fool/愚者




正位置で読むなら:閃きで行動する、自由、冒険、ナイーブさ、新しい始まり、可能性




逆位置で読むなら:未知への不安、必要以上に気をつける、おバカさん







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Foolは、若い冒険家。彼女は今、世界(お庭)を旅する事に夢中なの。




Foolは、純粋無垢。潜んでいる危険やリスクなど、まだ何も知らない。




彼女は自分の存在を楽しみ、自分を取り囲む全てのものに、興味を持つ。




だけど欲がないから、身軽なの。




Foolは、カラフルな小鳥たちが大好き。彼らと一緒なら。Foolはどこへでも、好きな時に、飛んで行ける。







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「おバカさん、危ないわよ。足元を見なさい」と、大人たちは言うでしょう。




でも、Foolは気にしない。気にならない。




だって、自由はFoolの特権。




人生は、どう生きたって、驚きに満ちている。




リスクこそが、人生を楽しむ鍵。何事も、経験を怖がっていたら始まらない。




「そんなことも、わからないの?」と、Foolは思っているの。あなたも、最初の一歩を踏み出しなさい! だって人生は、こんなにも素晴らしいんだから。

   









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Tarot of Mystical Momentsを注文した直後、メールを開けたら、ビブラ・タロットのAliseから、連絡が来ていた。





COVID-19の影響で閉鎖されていたプリント工場が、ようやく動き出したらしいの。もうすぐ、待ちに待った(7か月間)ビブラ・タロットが届くかも!




楽しみ。







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先月から読み始めた、石井妙子の「女帝小池百合子」。本を読む時間がなくて、今やっと第2章が終わったところです。




第1章は、幼少期、主に父親の事。そして第2章は、小池百合子のエジプト留学について。




著者は、小池がたったの4年間でカイロ大学を卒業したことについて、疑いの目を向けている。




アラビア語はとても難しいから、無理もないと思う。




そういえば。




私も大学時代に4か月間、アラビア語を学んだの。「女帝小池百合子」を読みながら、思い出した。




大学最後の学期。卒業に必要な単位が、あと4つ足りなかった。




アカデミック・アドバイザーは、

「アートクラス、2コースにしなさい! 油絵とか、ピアノとか。楽しいのがいいわ!」と言ったけれど。




私はイスラエル旅行がしたかったので、アラビア語を選んだ。これだと1コースで、単位が4つ獲得できる。




ヘブライ語にしなかったのは、スケジュールが合わなかったから。それと、アラビア文字が読めたら、可愛いと思って。 チャラい。




アドバイザーは、

「アラビア語は難しいわ! 最後にそんな苦労する事ないのに」と言いながら、しぶしぶ登録カードにサインをくれた。







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新学期が始まり、教室に行くと、モスラムの学生しかいなかった。




全部で13人の、小さいクラス。女子は私の他に3人、皆んな頭にスカーフをつけていた。




私の存在は、とても場違いだったの。




先生はエジプト人でした。まず彼が言うには、彼の話すアラビア語は、エジプト以外のアラビア語圏では、通じないという事だった。 




だから、アラビア語のクラスでは、共通語である文語を教える。(「女帝小池百合子」でも、この辺りの説明がされている)。




この時点で、私のイスラエル旅行には、このクラスは、あまり役立たない事が分かった。 がっかり。




自己紹介をそれぞれがしていたので、聞いていると。皆んな、コーラン(文語で書かれている)が読めるようになりたくて、アラビア語を勉強するのだと言う。




「どうしてアラビア語を勉強するの?」と、私にも質問が回ってきた。




「さあ、どうしてでしょう」と、自分でも思ったけれど。 (可愛いから云々は言えず)




映画『アラビアンナイト』を観て、アラビック・カルチャーに憧れたとか。アラビア文字がロマンチックだとか。何もわからないから、知りたい、学びたい、とか、




アカデミックとは言えない理由を話しました。 




とにかく。モスラムのクラスメイト(全員アメリカ人)は、アラビア語に馴染みがあったの。基礎を知っている学生の方が多かったです。




成績の事を考えれば、私はかなり不利でした。




それでも、クラスメイトが親切で協力的だったから、なんとかやっていけた。先生が諦めかけた時も、私に発音のアドバイスをしたり、気長に付き合ってくれました。




アラビア語の、喉の奥を鳴らす音は、難しいのです。




「カッ」ってやると、何かを吐き出す時のオヤジ音になってしまうのね。




でも、それは、私が喉に力を入れているから。もっと喉奥を楽に開き、ゆるく鳴らすと、綺麗な音になる。(ドイツ語にも使えるね)




そして、発音より難しいのが、辞書の引き方です。




これは日本語の漢和辞典に似ているけれど。厄介なのは、部位だけじゃなくて、調べたい言葉と同じグループの言葉も知っていなければならないの。




私の記憶が正しければ。




例えば、「図書館」を調べたい時。 共通文字から見つけるので、まず「本」とか「書物」など、関連した言葉を幾つか知っていないと「図書館/マクタバ」は探し出せないのです。 **2000年




そういう事なので。私はアラビア語の辞書は使いませんでした。キッパリと。




テキストの後ろに付いているミニ辞典だけを頼りに、頑張りました。








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在学中に、事件も起きました。



ある時、先生が授業に遅刻をしてきたの。


その理由は、大学に爆破予告が届いたから。アラビア語で書かれた脅迫文の解読を、FBIに依頼されたと言うのです。




この時は、まだ9/11の前。テロ事件の1年程前です。




アメリカのメデアが指摘していた通り、その頃の政府関係者には、アラビア語に精通する者がいなかったのです。




先生が言うには、脅迫者のアラビア語は酷かったらしい。「君たちの方が、まだ上手だよ」などと言っていた。 先生は、脅迫者はアラビア語を知らない外国人だと確信していた。




アラビア語は、アメリカにとって(世界にとっても)大事な言語となり。 私たちのクラスにもFBIが数名入ってきて、一緒に勉強したり、何だか不思議な体験でした。







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「女帝小池百合子」の第2章に話を戻すと。




小池百合子が、カイロ大学を(4年間で)卒業したかどうかは、グレイのまま。




ココ・シャネルのように、自分の歴史を塗り替えたのが事実だったとしても。その塗り替え自体を、可能にした事が、小池百合子の才能だと思う。


彼女にとっては、勉学よりも、エジプトに4年間滞在し、生き残れた経験(人脈作りも含めて)が大事だった。




小池百合子都知事の人生の転機が「もしかしたら嘘が土台なのかも」から始まるサクセス・ストーリーは、スリリングで、冒険心をくすぐる。





彼女の秘密主義なところ、野心、憧れ、物事の進め方など、ミステリアスな人物像が面白かった。そして、チラホラ漏れてくる彼女の悲しさに、私の心が動く。 

なぜ、小池百合子が上を目指すのか、理解できる気になるのです。





第3章も、楽しみ。







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それから。私のアラビア語が、どうなったかというと。



心配した成績は、クラスメイトのおかげで、奇跡的にAでした。


そして、ミドルイースタン・レストランに行った時は、アラビア語表記のメニュが読める。

ファラフォとか、ババガヌーシュとか、ホモスとか。 
好きなものしか読めないのが不思議。









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**weheartit.com




ビルの狭い入り口を入ると、エレベーターの前に、列ができていた。




5人のダンサーと一緒に、3階に着くと、すぐ目の前が受付。お揃いのT-シャツを着た4人のスタッフが、それぞれのコンピュータに向き合っていた。





登録に必要なのは、名前、メールアドレス、携帯番号、それと緊急連絡先。




私の、こういう時の緊急連絡先は、元夫だ。懐かしい番号をそこに記入して、すぐに、私のチップが出来た。




「基礎クラスは、スタジオ3。更衣室と洗面所は、そこを右に曲がった先よ」と、スタッフの女性が教えてくれた。








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**Photo: New York City Ballet: Published by Sidewalk Hustle





受付を右に行くと、ダンサーたちが所狭しと広がっていた。




私は、ハグをしているグループの横をすり抜け、真っ直ぐに進んだ。教室に沿ってベンチが一列に並んでいる。その反対側は、鏡張り。バーも付いていた。





更衣室の奥にあるバスルームは、ヨーロッパのB&Bみたいに、何もかもが小さい。タイル張りの床が可愛らしかった。








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**photo by: zsazsabellagio.com




レッスン開始の、数秒前。(小走りでギリギリセーフ!) スタジオ3に入ると、人とバーが整列していた。




私は、コリアン系カップルが使っているバーの後方に、席が取れた。


部屋の中央に大きな柱が2本あり、私の場所は、そのうちの1本の、斜め前。




部屋の真ん中に柱があるスタジオなんて、初めて見た。

センターレッスンは、これらを避けながら踊るのかな。








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**Photo by Micheal Kirby Smith, Published by The New York Times




教室には40人以上がいた。 (ジェシカのクラスでは、いつも6-8名)


そのうちの過半数が男性で、これも私には初めての経験だった。







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金曜日は、美容室に行きました。




そしたらポイントが貯まっていたらしく、ヘアカットの前に、ヘッドスパをしてくれたの。




ポイントがある事すら知らなかったので、嬉しいサプライズでした。

(あ、でも。そういえば、何度かグッズのプレゼントをしてもらった)





いつも帰る前に次回の予約(時間指定)をするので、それがポイントになるんだって。







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20分間のヘッドスパは、頭皮マッサージから始まり、角質クレンジング・シャンプー、地肌トリートメント、髪の毛のトリートメント、という具合に進行します。




トリートメントをなじませる間に、頭、首、肩をほぐしてもらい、とてもいい気持ちでした。




ボタニックの香りに包まれて、リラックスできた






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行きの電車では、隣に座った女性に寄りかかられて、重くて大変だったの。




でも、背中のマッサージまでしてもらい、一気に回復! 髪の毛もサラサラ!




ラッキーな日でした。








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**pinterest.com




Steps On Broadway, New York: $20 for the single ticket






電車が走り出してすぐ、ジャナキから動画が届いた。



お題は、ロイヤルバレエのドキュメンタリー。バレリーナが紹介する舞台裏や、カンパニーのレッスン風景を眺めているうちに、フィラデルフィアに着いた。





チャイナタウンにあるバスターミナルでは、すでにニューヨーク行きの搭乗が始まっていた。



プリントアウトしたチケットを、運転手に渡して乗り込む。私は迷わず、運転席に近い、進行方向左側のシートに座った。到着したら、すぐ動けるように。




そして旅の間に、日焼けをしないように。これ以上ソバカスが増えたら、繋がって、大きなシミになってしまう。



「そして、そのシミが黒くなったら、ついにママみたくなるんだ」と、そう思ったら、急にママが可哀想くなって、目に涙が溜まった。





帰りのチケットを、もう一度確認して、バッグのジッパーを閉めた。


日曜日のバス代は、平日よりも高め。往復、$32だった。






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waltz-dance.com




マンハッタンに着いたのは、レッスンの17分前。待機していたタクシーに乗り込んで、ドアを閉め、行き先を告げた。



時計を見ると、あと14分。クラスに間に合っても、定員オーバーで、入れてもらえないかもしれない。



信号機の赤に、神経が尖った。ネットで、クラス登録を済ませておけば良かった。




60番ストリートを過ぎると、道が空いてきた。車は急にスピードを上げて、マンハッタンのキャブらしくなった。




運転手が、私の注文通りの場所に車を停めたので、料金とチップを渡してお礼を言う。




外に出ると、ダンススタジオらしきものはなく、嫌な予感がした。(こういう時の私の直感は、素晴らしく良く当たる)




今私が降りたタクシーは、信号で止まっていた。そこへ駆け寄ると、運転手が気付いてくれた。





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**pinterest.ru




「212のブロードウェイって、74番ストリートでいいのよね?」と、私は聞いた。



「そうだけど。212は、反対側。もうちょっと戻らなきゃ」と、運転手。



「ああ、そうなの」と、私は、ため息まじりで、向こう側の通りを見た。もう間に合わない、絶望的。




歩道の信号が点滅を始めて、歩行者が慌しく交差していた。




「いいから、乗って」と、運転手は言った。

私は(自分でも驚くほどスムースに)今にも走り出しそうな車に、スルリと身を入れた。



「ありがとう」



運転手は猛スピードで、ターン禁止のコーナーを曲がった。(さすがは、イエローキャブ)




 

「212は、この辺だが」と運転手が言った時、STEPSという文字が、私の目に飛び込んできた。



「ああ!ありました!ここです!」言いながら、私が財布を開くと、運転手は素早く手を振った。



「いらないよ。ありがとう」



彼が日本語で「ありがとう」と言ったので、私も日本語で、お礼を返した。



笑顔が優しい、コリアン系の運転手だった。




私は、初めてマンハッタンへ来た25年前を思い出して、小さく笑った。あの頃は、運転手がズルをしないか、じっと見張っていなければならなかった。






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